介護福祉士の基本動作が身につく短期大学

介護福祉士は、勤務中に高齢者の身体介助を行うことがあります

身体介助は高齢者の安全ばかりに気を配っていると、介護者のほうが腰を痛めてしまうことがあるため難しいのです。

たとえ介護が必要になった人でも、その人の体には残された機能がまだ存在しています。

その機能を上手く利用せずに自分の力だけで介助をしようとするから、腰を痛めてしまうのです。

立ち上がる際に要介護者の機能を上手く利用するには、首を前方に傾けさせることがポイントになります。

そうすることで自然と腹筋に力が入り、介護者がわずかな力を加えるだけで立ち上がってもらうことができるのです。

要介護者の首に不具合があって前方に曲げることができないケースでは、視線を少し下に向けてもらうことで身体介助の負担を減らすことができます。

大阪城南女子短期大学の福祉アリアでは、一般的にはほとんど知られていない介助にまつわる基本動作を身につけることができます。

高齢者が安全に移動できるだけでなく、介護福祉士にとってもできるだけストレスがかからない介助に照準を合わせて授業が行われているのです。

先ほどの首の傾け方以外にも、膝の開き方に関するレクチャーも行われています。

一般的には膝が開いていると立ち上がりやすいイメージがありますが、肩幅と同じくらいの開き具合にすることで、脚の筋力を存分に発揮することができるのです。

介護福祉士の離職理由として、腰痛が過半数を占めることがあります。

自身の腰痛を起因として離職する事態にならないために、大阪城南女子短期大学で身体介助の基本動作を学んでみてはいかがでしょうか。